ヴィオラ完成

新作のヴィオラが完成しました。

アマティ ビオラ

モデルとしたのはAntonio & Girolamo Amati兄弟による1615年製ヴィオラ”Stauffer”。

もう400年も前に作られたヴィオラですが、デザインといい作りといい、素晴らしいものです。
そんな昔の楽器を現代の弦楽器職人が追いかけているのですから面白い話です。

ビオラ 一枚板

今回はオーダーでの製作。
お客様のご要望に合うように打ち合わせをさせて頂いてからの作業です。

ネックや弦長ほか、少しでも弾きやすくなるように細かな寸法のアレンジがされています。
ヴィオラという楽器はサイズに自由度があるため面白くもありますが同時に難しくもあります。

最終的にいかに深く良い音が出せるようにするかが腕の見せ所。

ビオラ スクロール

そして無事に、素敵なビオラ弾きのお客様のもとに旅立っていきました。

これからたくさんの演奏を共にしてどんな楽器に育っていくのか楽しみです。

指板調整

弦や弓の毛だけでなく、指板も演奏によって少しずつ消耗していきます。

相当酷使されるパーツでもあるので、「黒檀」という非常に硬い木が使われています。

とはいえ、何十時間、何百時間と演奏していくと、どうしてもすり減っていくものです。

指板 修理
“削って綺麗に”

深く刻まれた弦の溝や指の跡は、雑音の原因になったり、音程のズレを引き起こしたりします。

たまにチェックしてみると良いかもしれません。